皆さんは、アリス・ウォータースさんをご存知ですか?

昨夏アトリエに遊びに来てくれた幼馴染のご主人が、「エディブル・スクールヤード・ジャパン」のリーダーの育成を現役の大学生と一緒にされていて、私も何らかの形でその子供たちの食育に関わっていきたいと思い、只今その関わり方を模索しているところです。

 

カリフォルニアのバークレーにある、地元の有機栽培の食材を使って、様々な創作料理を提供している「シェ・パニーズ」を知ったのは、今から6年前のこと・・・そのレストランのオーナーが、前出のアリス・ウォータースさんです。 以来、アリスさんの考え方や生き方にとても共感を覚えましたので、同じ考え方で *ひみつのひとさじ*のお菓子を作っています。

 

アリスさんは、25年も前から「シェ・パニーズ」と、バークレーの公立中学校とタイアップし、「エディブル・スクール・ヤード・プロジェクト」を立ち上げ 学校の校庭に畑を作り、子どもたちに育てることを学んでもらい、”「学校給食」を通じて、農家を支え、土地を守る” という考えを広めていきました。

そしてそのプロジェクトが、ある大学の教授によって3年前に日本にも上陸することになったのです。 それが、昨夏アトリエに遊びに来てくださった幼馴染の旦那様だったんです‼ご縁って本当にどこにあるかわからないですよね?

 

有機栽培の食材がどんなに高騰しても、身体にやさしい材料だけで、見た目もきれいな美味しいお菓子を作り続ける理由を、皆さまにちゃんと説明できるようになりたくて、アリス・ウォータースさんの本を読んだり、ガンや難病専門の外科の有名なお医者様がなぜ今予防医学が必要なのかを語っていらっしゃる本を読んだりしています。こうして学んだことは、今後少しづつブログに書いていけたらいいなぁ…と思っています。

 

 

また、毎月書かせていただいているウクライナの方々の深刻な状況から、私たちの生活にも影響が出始めています。 物価の高騰、特に有機の材料は、どれも大幅な値上げです。それでも私たちは、価格のために質を下げた材料に変更はせず、今まで通りの材料で続けて参ります。

昨年10月から、販売するお菓子を少し値上げさせていただきました。 皆様にご負担いただいております分、できるかぎり”おまけのプレゼント”などで、私たちの気持ちを伝えさせていただこうと思っておりますので、ご理解とご了承をいただけましたら幸いです。

 

私たちアトリエのみんなは、朝から夕方まで黙々とお菓子を作り続けていますが、その同じ時間の流れの中で、信じられない残酷なことが、今もずっと続いています。みんな大変な人生を一生懸命生きています。その輝きと命の尊さは誰も奪ってはいけないと思います。私たちのアトリエでも、何かできることはないかと考えていて、オンラインで販売をはじめたクッキー缶から、その収益の一部をウクライナの方々を支援するための資金に充てようと思います。確実に必要としている方々に届くようにその行き先が決まるまでは貯蓄いたしますので、ご購入の際に、メッセージなどございましたら、備考欄にお書き添えくださいませ。すべてのメッセージは、ご寄附先が決まりましたら一緒に添えてお渡しするようにいたしますと共に、ご報告もさせて頂きます。

今後とも、*ひみつのひとさじ*のお菓子をお楽しみください(^^)