小麦粉アレルギーでも幸せな気持ちに!グルテンフリーで健康体質になろう

 

小麦粉アレルギーでも大丈夫!グルテンフリーで健康体質

 

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「グルテンフリー」という言葉をよく耳にするようになりましたね。
グルテンとは小麦粉に含まれているたんぱく質のひとつで、セリアック病や小麦粉アレルギーを引き起こす原因ともいわれています。

アレルギーでもないのに、テレビや雑誌で「健康のために、グルテンフリーの食生活に変えてみませんか?」などとグルテンを控える食生活を勧める専門家が増えています。それは、「小麦のグルテンは過剰摂取すると、様々な病気を発症する原因になっているのではないか」ということに気付き始めた専門医や栄養士さんたちが、研究成果や考え方を配信し始めたことがきっかけとなり”グルテンフリームーブメント”が、ここ日本でも広がり始めました。

 

では質問です。 あなたは、「小麦粉アレルギーってなったことないから私には関係ない」って思っていませんか? 

そこでちょっと あなたのカラダの声に耳を傾けてみてください・・・小麦粉アレルギーのおもな症状としては、皮膚のかゆみ、イガイガ感、傷み、じんましん、くしゃみ、鼻づまり、下痢、腹痛、呼吸困難、うつ、目まい、頭痛、疲労感・・・などですが、人によって更に別の症状が出ることもあるようです。そのため、こうした症状が小麦粉アレルギーに起因していることに気づいていない人も大勢いいらっしゃいます。こうした様々な症状が、小麦粉に起因しているかどうかを知るために、一度小麦粉を抜いた生活をしばらく続けてみます。 すると、いくつかの症状が消えて、体調がよくなることを実感することになると思います。 では、もう一度、あなたのカラダの声に耳を傾けてみてください。 これからお話する「小麦粉のストーリー」を読み終わった時、あなたの体調が優れない原因が小麦だったかもしれないことに気づき、これからは、上手に小麦粉とお付き合いできるようになっていることでしょう・・・

                                                                                                                                                                                             ひみつのひとさじ 店長 mariko

 

小麦粉アレルギーとは?

 

小麦粉アレルギーの体質の人は、食物アレルギーを引き起こすアレルギー起因食品のなかでも3番目に多いそうです。食べるとすぐに反応が出てくる「即時性アレルギー」の人と、食べてからしばらく症状が出ない「遅延型アレルギー」の人がいます。

 

「即時性アレルギー」の人は、食べて直ぐに、皮膚のかゆみ、くしゃみ、蕁麻疹などの症状が出てきます。

「遅延型アレルギー」の人は、食べてからすぐに症状は出ず、数時間後や、人によっては数日後に、ニキビ、肌荒れ、めまい、頭痛などの症状が出るため、小麦粉アレルギーかどうかが分かりにくいそうです。

 

また、アトピー性皮膚炎の体質を持っている方の中には、小麦粉に反応して合併症を起こすケースも少なくはないようです。

 

 

小麦粉に含まれるグルテンとは?

 

胚乳で生成されるたんぱく質の一種です。小麦粉のたんぱく質は全体量の6~15%くらいを占めており、主にグルテニンとグリアジンという成分からできていて、水を加えてこねるとその二つの成分が網目状につながり、グルテンを作ります。

 

小麦の状態だとグルテンは作られにくいですが、小麦粉の状態で、水分を加えると、2つの物質が絡み合いグルテンを生み出しやすくなります。

 

日本ではグルテンの法的表示義務はなく、市販の小麦粉では、どれくらい入っているかを知るのは難しいのですが、*ひみつのひとさじ*のアトリエで使っている業務用の有機小麦粉には、たんぱく質の含有量を含めた成分表示がきちんとされています。ちなみに、欧米では法律で定められているためグルテン含有量は一目でわかるようにすべての商品に表記されています。

 

 

【注意】小麦粉以外にもグルテンを含む食べ物はある!?

 

グルテンと聞くと真っ先に思いつくのは小麦粉ですが、小麦粉以外にもグルテンを含んだ食べ物は意外とあります。

 

和食には欠かせない醤油や味噌にもグルテンは入っていて、カレーやシチューのルーにも小麦粉が含まれているためグルテン食品になります。中力粉を使ううどんや蕎麦にもグルテンが入っています。

 

日本では表示義務がないので気づかないことが多いと思いますが、加工肉のつなぎや安い食材のたんぱく源にも使われています。またお酒好きな方は要注意! ビール、ウィスキー、麦焼酎、ジン、ウォッカにもグルテンは入っています。また、化粧品やサプリメントにも含まれていることもあるので、肌の弱い方は使用前に原材料をチェックするようにしてくださいね。

 

 

グルテンフリーで健康が期待される4つの効果

 

グルテンフリー商品とは、本来なら小麦粉でできている、あるいは小麦粉が含まれている食品から小麦粉のたんぱく質を抜き取ったり、小麦粉に変わるよく似た性質の材料で代替えして作られた商品のことです。グルテンを取らない食生活は、世界でも注目されている体質を改善する方法ですが、グルテンフリーの食生活をするとどのように健康になるのか・・・気になりますよね。

 

大きな期待が寄せられているのは、腸内環境の改善です。便秘や下痢が解消されやすくなるので、健康体質に比較的早く改善されやすいといわれています。また腸内環境がよくなれば自然と肌トラブルも解消されることが期待されます。現在肌荒れで悩んでいる方は一度取り入れてみるのもいいかもしれませんね。

 

ちょっと意外なのですが、睡眠にもグルテンが関わっているという研究結果が出ています。グルテンフリーの食生活を取り入れると、腸内でカルシウムが吸収されやすくなり、その結果寝つきがよくなるようです。なかなか寝付けないという方は、一度チャレンジしてみるのもいいかもしれないですよね。

 

また、慢性的に疲労感や倦怠感があるという方は、グルテンを過剰に摂取していないかチェックしてみてください。例えば、毎日朝食はパンで、昼食もサンドウィッチや菓子パン、夕食は、パスタやピザやハンバーグ・・・といったように、もし長期にわたり頻繁に過剰にグルテンを摂取しているようであれば、一度グルテンフリーの食生活をしばらくしてみてはいかがでしょうか?疲労感や倦怠感がいつの間にかなくなるかもしれませんよ。

 

 

グルテンフリー生活を送るだけでも健康体質になる

 

グルテン含有食品の、パン、パスタ、ラーメン、うどん、そば、てんぷら、空揚げ、焼菓子などなど、私達の食生活の中で習慣的に摂取しているものもたくさんあります。それらを全て食べないという食生活=グルテンフリーの食生活は、最初は決心がいるかもしれません。でもグルテンフリーの食生活を続けると体調が改善される可能性はとても高く、辛い症状が続く場合、薬を服用し続けなけれなならないことを考えたら、”グルテンを摂らないことを体調がよくなるまで続ける”だけでいいのですから、もしそれで体調が改善されたら嬉しいですよね。まずは数日間からグルテンフリーの食生活にチャレンジしてみてはいかがでしょうか・・・